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代表取締役 田中 慎也

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2026.07.22

自社で設計・外皮計算・一次エネルギー計算まで行う理由

こんにちは。 おかげさまで創業77年。
長野に暮らす、長野と暮らす。
田中建築株式会社  代表の田中慎也です。

 

~家づくりは「見えない性能」まで設計することが大切です~
家づくりでは、間取りやデザインは目に見えますが、実は住まいの快適さや光熱費を左右するのは「見えない性能」です。
その代表が、外皮計算一次エネルギー計算です。
これらは申請に必要なだけではなく、「冬暖かく、夏涼しく、光熱費を抑えて暮らせる家」を設計するための大切な計算です。
私たち田中建築では、デザインや間取りの設計だけでなく、これらの性能計算もすべて自社で行っています。
写真はホームズ君というソフトを使って実際に計算した結果です。

家は断熱性能だけでは決まりません
「高断熱住宅」という言葉を聞くと、多くの方は断熱材や窓を思い浮かべるかもしれません。もちろん、それらはとても重要です。しかし、補助金制度や省エネ性能の評価では、それだけでは十分ではありません。
実際には、
 ・断熱材
 ・窓
 ・換気設備
 ・給湯器
 ・エアコン
 ・照明
など、家全体の性能を総合的に評価します。つまり、「断熱性能が高い家=基準を満たす家」ではないのです。

エアコン1台で評価が大きく変わることがあります
一次エネルギー計算では、エアコンの性能まで細かく評価されます。
例えば、同じ部屋用のエアコンでも、省エネ性能の高い機種を採用した場合と、性能を評価しない一般的な設定で計算した場合では、
BEI(建物の省エネ性能を示す指標)が約0.05変わることがあります。
「0.05」と聞くと小さな数字に感じるかもしれません。しかし、BEIは補助金や省エネ基準を判断する重要な数値です。現在申請中の長野県信州健康ゼロエネ住宅助成金では、BEIが0.70なら基準を満たしていても、0.71になると基準をクリアできないのです。

つまり、この微妙な差を何でクリアするのかを自社で考えられるのが、自社設計の最大のメリットです。
なるべくコストを抑えながら基準をクリアする。
エアコンの選び方一つで補助金の対象になるかどうかが変わることもあるということです。

これは「どのエアコンでも同じ」ではないことを意味しています。設計と性能計算を一緒に考えることが大切です。もし性能計算を外部に依頼していると、計算結果が出てから「基準を満たしていません。」と言われることがあります。
あるいは、何も知らずに「補助金の対象になりませんでした。」と言われるかもしれません。

私たちは設計と性能計算を自社で行っているため、設計を進めながらリアルタイムで性能を確認できます。
 ・エアコンを変更する
 ・給湯器を変更する
 ・窓の大きさを変更する 
 ・手元止水を採用する
 ・ドアを追加して、部屋を区切る
といった修正をしながら、なるべくコストを抑え、基準が満たせるように設計していきます。その場で比較しながら最適な組み合わせを検討できることが、自社で計算する大きな強みです。

数字を合わせることが目的ではありません
性能計算は補助金を取得するためだけのものではありません。本当に大切なのは、お客様が何十年も快適に暮らせる家をつくることです。少し性能の高い設備を選ぶことで、補助金の基準を満たせるだけでなく、毎月の光熱費を抑えられることもあります。
家は完成したら終わりではなく、そこから何十年も暮らしが続きます。だからこそ私たちは、設計・断熱・設備を一つひとつ丁寧に検討しながら、一棟ごとに最適な住まいをつくっています。
性能計算は、お客様には見えにくい部分ですが、快適な暮らしを支える大切な設計の一部なのです。

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