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代表取締役 田中 慎也

2026.08.18

中野市で長期優良住宅を建てる方へ|新しい補助制度と、私たちが大切にしている家づくり

こんにちは。
「長野に暮らす、長野と暮らす。」
田中建築株式会社 代表の田中慎也です。

今回は、中野市でこれから新築住宅を建てる方に知っていただきたい「中野市認定長期優良住宅促進事業補助金」についてお話しします。この制度では、条件を満たす認定長期優良住宅を新築した場合、基本額として20万円の補助を受けることができる制度です。

さらに、中野市内に本社を置く法人、または中野市内に住所を有する個人事業主が施工する場合には「市内業者加算」として30万円が加算され、最大50万円となります。残念ながら、田中建築はこの制度でいう「中野市内業者」には該当しません。そのため、田中建築で建築した場合、市内業者加算の30万円は対象になりません。

一方で、住宅そのものが制度の要件を満たしていれば、基本額の20万円については市内業者以外が施工した住宅も対象です。今回は、この違いも含めて、補助金と家づくりについて私なりにお伝えしたいと思います。

制度についてはこちらもご覧ください。
中野市HP 中野市認定長期優良住宅促進事業補助金のご案内

田中建築で建てても「基本額20万円」は対象です

中野市の制度は、認定長期優良住宅の新築に対する基本額が20万円、市内業者を利用した場合の加算が30万円という仕組みです。

つまり、
認定長期優良住宅:基本額20万円
+中野市内業者による施工:30万円加算
という考え方です。

田中建築は中野市内業者ではありませんので、30万円の加算は受けられません。ここは誤解のないよう、私たちからもしっかりお伝えしておきたいところです。ただし、「市内業者ではない=補助金が受けられない」ということではありません。田中建築で建築する場合でも、中野市の制度要件を満たした認定長期優良住宅であれば、基本額20万円の補助対象となります。

田中建築では「全棟、長期優良住宅」を基本としています

今回の補助制度ができたから長期優良住宅をおすすめする、ということではありません。田中建築では長期優良住宅の認定制度ができた当初から、全棟で長期優良住宅とすることを基本に家づくりをしています。

なぜそこにこだわるのか。

理由はシンプルで、家は建てた瞬間だけ良ければいいものではないと考えているからです。長期優良住宅では、耐震性、省エネルギー性能、劣化対策、維持管理のしやすさなど、長く良好な状態で住宅を使っていくための基準が定められています。私たちが家づくりをしている長野県北部は、冬の寒さが厳しく、積雪もあります。そうした地域で何十年と暮らしていく家だからこそ、目に見えるデザインだけではなく、構造や断熱、耐久性、将来のメンテナンスまで考えておくことが大切だと私は考えています。

補助金は、その家づくりを後押ししてくれる制度の一つです。

ですから、補助金をもらうために長期優良住宅にするのではなく、長く安心して暮らせる家をつくった結果として、利用できる制度があればきちんと活用する。私たちは、この順番を大切にしています。

「30万円の差」をどう考えるか

今回の制度だけを見ると、中野市内業者で建築した場合は最大50万円、田中建築の場合は基本額20万円ですから、30万円の差があります。家づくりでは大きなお金が動きますので、この30万円を軽く考えるつもりはありません。使える補助制度は、条件が合うのであれば活用した方がよいと私は思います。

一方で、住宅は補助金の金額だけで決めるものでもありません。

住宅にかかるお金を考えるときには、建築時の金額だけでなく、

  • 冬暖かく、夏涼しく暮らせる断熱・省エネルギー性能
  • 地震や積雪を考慮した構造
  • 長期間使い続けるための耐久性
  • 光熱費など住み始めてからの費用
  • 点検や修繕など将来のメンテナンス
  • 家族の暮らし方に合った設計

まで含めて考える必要があります。

田中建築が全棟で長期優良住宅を基本としているのも、こうした「建てた後の何十年」まで含めて家を考えたいからです。30万円の加算が受けられるかどうかは、もちろん住宅会社を検討する際の一つの判断材料です。

ただ、それだけでなく、これから何十年も暮らす住宅として「どのような性能を持った家なのか」「どのように設計されているのか」「完成後も安心して相談できるか」といった部分も含めて比較していただくことが大切だと思います。

法律で義務図けられている瑕疵担保制度も弊社では基本10年から+10年の20年間の保証をお付けしています。
また、ナフサショックに伴い完成保証制度も導入しています。

長野県の「信州健康ゼロエネ住宅助成金」もあります

そして、中野市で家を建てる方にもう一つ知っていただきたいのが、**長野県の「信州健康ゼロエネ住宅助成金」**です。令和8年度も、高い断熱性能を持ち、県産木材を活用するなど一定の要件を満たす新築住宅を対象に助成制度が設けられています。

新築タイプでは住宅性能や加算要件によって助成額が変わり、最大200万円となっています。

長野県の制度ですので、断熱性能だけでなく、県産木材の使用、施工者、再生可能エネルギー設備など、複数の要件があります。田中建築では、こうした長野県の補助制度についても、全棟採用を基本としています。4月には長野県とも県産材利用の協定も結んでいます。

実績についてはこちらをご覧ください。
信州健康ゼロエネ住宅助成金HP 施工実績

中野市の制度だけを見れば、田中建築は市内業者加算30万円の対象にはなりません。しかし、家づくり全体で考えれば、中野市の基本額20万円だけでなく、条件を満たせば長野県の制度も活用できます。一つの補助金だけを見るのではなく、建てる住宅の性能と利用可能な制度を一緒に整理することが大切です。

なお、補助制度にはそれぞれ対象要件、申請時期、予算枠、他制度との併用条件があります。実際に利用する際には、その年度の最新の要綱を確認したうえで進める必要があります。

補助金は「家を建てる前」に確認してください

補助制度で特に注意したいのが申請のタイミングです。中野市の制度では、確認済証の確認年月日と長期優良住宅の認定通知書の認定年月日が令和8年4月1日以後であることなどが条件になっています。

また、建物の所有権保存登記の受付年月日を「取得日」とし、取得日から3か月以内に申請する必要があります。申請には、確認済証や検査済証、長期優良住宅の認定関係書類、登記事項証明書、図面、契約書など、さまざまな書類が必要です。

さらに補助を受けた住宅には、10年以上居住することが求められ、10年以内の売却・貸与はできないという条件もあります。ですから、完成してから「何か使える補助金はありませんか」と探すよりも、設計段階から利用できる制度を確認しておくことが重要です。

長野県の助成制度についても同様で、着工時期などが関係する制度があります。補助金を活用したい場合は、できるだけ早い段階で住宅会社に相談していただくのがよいと思います。

大切なのは、補助金が終わった後も価値が残る家をつくること

補助金は家づくりの負担を軽減してくれる、とてもありがたい制度です。だからこそ、利用できるものは正しく理解して活用していただきたいと思います。一方で、補助制度には期限があります。けれど、建てた家での暮らしはその後も何十年と続きます。

私たちが全棟で長期優良住宅を基本としている理由も、ここにあります。補助制度がある年も、ない年も、家そのものに求められる基本は変わりません。それが土台です。

暖かいこと。
丈夫であること。
エネルギーをできるだけ無駄にしないこと。
きちんと手入れをしながら長く住み続けられること。

そして何より、その土地にあった家、そこに暮らすご家族に合った住まいであること。中野市の今回の制度をきっかけに、「長期優良住宅とは何だろう」「住宅性能はどこまで必要なのだろう」と考えていただけたら、それ自体に大きな意味があると思っています。

まとめ|「いくらもらえるか」と「どんな家を建てるか」を分けて考える

今回の中野市認定長期優良住宅促進事業補助金について、田中建築で建築する場合のポイントを整理すると、田中建築は中野市内業者ではないため、30万円の市内業者加算は受けられません。

一方、制度の住宅・申請者要件を満たしていれば、認定長期優良住宅に対する基本額20万円は対象になります。そして田中建築では、補助制度の有無にかかわらず、全棟で長期優良住宅を基本とした家づくりを行っています。

さらに、条件を満たす住宅については、長野県の「信州健康ゼロエネ住宅助成金」についても申請を見据えた対応をしています。補助金は大切です。ただ、家づくりで最も大切なのは「最大いくら補助されるか」だけではなく、その家でこれから何十年、安心して快適に暮らせるかだと私は考えています。

市の制度、県の制度、そして住宅そのものの性能。

それぞれを切り離さず、家づくり全体として考えていくことが、結果としてご家族にとって納得できる住まいにつながるのではないでしょうか。

私たちも「建築を通して人と地域の幸せをつくる」という考えのもと、制度を利用することだけを目的にするのではなく、その先にある暮らしまで考えながら、一棟一棟の家づくりに向き合っていきたいと思います。

 


制度について

中野市認定長期優良住宅促進事業補助金
基本額:20万円
市内業者加算:30万円
市内業者の場合:最大50万円
制度期間:令和8年4月1日~令和13年3月31日
※予算の範囲内での交付となります。

令和8年度 信州健康ゼロエネ住宅助成金(長野県)
高い断熱性能や県産木材の活用など、一定の基準を満たす新築住宅が対象です。新築タイプは住宅の性能・加算要件等によって助成額が異なります。

※補助制度の内容、対象要件、募集期間、予算状況、併用の可否などは変更される場合があります。実際の計画・申請時には、中野市および長野県が公表する最新情報をご確認ください。

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