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岡澤美津子

経理・アドバイザー

地域に根ざし、昔ながらのお客様もこれからのお客様も大切に

田中建築を創業した初代、田中竹男の次女として生まれ、現在会長の田中静夫は私の兄、社長の田中慎也は甥に当たります。働きはじめたのは、子育てもすっかり落ち着いた20年ほど前。兄から「会社の経理を手伝ってほしい。」と言われたことをきっかけに働き始めました。

当時は家族経営で、地域密着の大工さんといった会社でした。ですが、次第に新築の棟数も増え、完成見学会などの対応もするようになり、今は週3日ほどの勤務で経理を担当しています。

心がけているのは、当然ですがお客様からいただいた大切なお金を管理している立場上、ミスがないようにすること。とくに最近は協力業者さんが増え、必然的に支払い金額も増えています。帳簿の管理でムダが出ていないかをしっかりと確認し、経費の区分や一つひとつの書類の処理方法など、不明な点があればそのたびに会計士に聞き、きちんとした月ごとの管理に努めています。

さらに、私たちは新築現場の完了後、お引き渡し前のクリーニングも自社で担当。女性スタッフが中心となって進めています。数日かけて自分たちでクリーニングすることで、傷や不具合などがあっても自分たちで発見でき、すぐに手直しもできます。くわえて、私にとっては現場での清掃を通じて自社大工の仕事の技術を確認できるのもやりがいで、自由設計のさまざまな家づくりを見られるという楽しみも。それに、建物をきれいにすることは気持ちがよいものですし、普段は経理として協力業者さんとのやりとりが中心なので、清掃時などにお施主様と直接お話ができることも楽しく感じています。

そうしたなかで、家族経営の時代から仕事を続けてきた立場として、今は多くの若手社員が入社し、社内を盛り上げてもらっていることがとてもありがたく、また、それぞれの社員が異なる仕事を責任をもって担っていることは、尊敬と頼もしさも感じています。こうしたよい流れのまま今後も会社が成長し、いずれは私の仕事も若い世代のスタッフにうまく引き継いでいけたらと思っています。

なお、社長は一生懸命に会社のことを考えていて、真面目すぎるあまり考えすぎてしまう面もあって、叔母として心配になることもあります。それでも自分なりの信念を貫き、今はその努力の成果が少しずつ出ているように思います。田舎にある当社ですが、ホームページを見て連絡をくださる新規のお客様が増えていることも大変にありがたいことだと思います。
これからも、しっかりと成長できるように可能な限り社長に協力していきたいと思っています。

一方で、当社は創業71年を迎えます。父の代から、飯綱町に根ざしてきました。これからも地元の昔ながらのお客様とのつながりも大切に、新たなお客様の幅を広げていくことが私の願いです。

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