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代表取締役 田中 慎也

2023.03.13

知って納得!気密性能の重要性

こんにちは。
おかげさまで創業74年。
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
三代目 代表の田中慎也です。

 

だいぶ暖かくなってきましたね。もう春だなーと思う今日この頃です。
本日からマスクの規制も緩和されたようですね。

そんなこともあって、今年は3年ぶりに田中建築お客様感謝祭を開催します。
4月23日(日)10:00~弊社事務所のあるいいづなコネクトEASTにて開催します。
詳しくは、イベントページにアップいたしますのでそちらをご覧ください。

さて、今日は気密性能についてのお話です。
気密性能とは、お家にどのくらい隙間があるかということを表した数値になります。「C値」という数値で表されます。数値が小さければ小さいほど隙間がすくないお家という事になります。

この「C値=1」という値ですと、お家全体でハガキ1枚分くらいの隙間があるという事になります。

一般的にはC値が1を切ったら高気密住宅0.5を切ったら超高気密住宅という事になります。ちなみに弊社で建てているお家のC値の平均は0.35となっております。

 

今回は、外の風の強さによってお家の空気がどのくらい入れ替わるかを見ていただければと思います。
もちろんC値が小さいほど(気密性能が高いほど)外の風の影響を受けにくくなります。

 

建築基準法では、24時間換気を設置することが義務付けられており、その必要な換気量は1時間で0.5回室内の空気が入れ替わることとされています。つまり2時間で室内の空気がすべて入れ替わるように設計します。

上記の表をご覧ください。赤字の部分は0.5回以上室内の空気が入れ替わることを示しています。

例えばC値=0.7のお家の場合、風速が20mで0.59回となり換気システムがなくても0.5回以上換気されることになります。台風の定義は風速17.2m以上のことを言いますので台風が来た時には、換気していなくても勝手に室内が換気されてしまうという事になります。

では、想像してみてください。

築20年以上前のお家で、C値が3以上だった場合、冬場に吹雪で風速20mだったとすると1時間に2.5回も室内の空気が入れ替わることになります。ですから、暖房を使ってもなかなか部屋が暖かくならないことが分かっていただけると思います。

そんなお家では石油ファンヒーターが最適だったと思います。吹き出し温度が120度以上あり、換気しなくても換気されてしまうお家だったので、燃焼した時に出る一酸化炭素による問題もなかったのだと思います。

弊社では気密性能が高いお家では石油ファンヒーターは使わないようにおすすめしています。超高気密住宅では、いくら24時間換気をしていても、燃焼によって一酸化炭素で空気が汚染されてしまいますので注意が必要です。

 

また、高気密・高断熱のお家はエアコンの暖房でも十分あたたかくなります。冬は14畳のエアコン一台で35坪くらいの家なら十分暖房できます。ちなみにそのようなお家ですと、非常時ガスコンロをつけるだけである程度の暖房になってしまいます。エアコン14畳用の能力は平均5.0KW、ガスコンロは4,2KWなので、計算上は2カ所コンロをつければエアコンの能力を超えます。

このように、弊社で建てているようなC値=0.3、UA値=0.25くらいの高気密・高断熱住宅は、20年以上前のお家とは全く別物と考えていただいた方がいいと思います。そしてこれからの家づくりはC値=0.7以下を最低ラインとしてお考えになった方がいいと思います。断熱性能もUA値=0.34以下が一つの基準になると思います。

 

弊社のお家の快適性は、モデルハウス、完成見学会などでご確認ください。
イベントはこちらからご確認ください。

 

 

私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

 

 

 

 

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