スタッフ・パートナーSTAFFS PARTNERS
藤村 陽子
一級建築士

自然素材を生かした周囲と調和する家づくりと、将来は空き家のコンシェルジュをめざして
子どもの頃から間取りを見ることが好きで、チラシ広告の間取りを見ては、おもちゃのブロックで真似て作っていました。小学校入学前に買ってもらった机の引き出しは、間取りの広告でいっぱい。母に「勉強に使う場所なのに!」と怒られたほどです。そんな建築好きが高じて、大学は出身地の岐阜県から信州大学工学部建築学科に進学。卒業後は同じ研究室だった夫と結婚し、ふたりの娘にも恵まれました。仕事面では東京のいくつかの工務店で勤務。そうしたなかで次女が2019年に信州大学工学部建築学科に入学し、私たち夫妻の後輩になったのです。
そこで久しぶりに長野市を訪れたところ、東京方面から向かう車中で浅間山が見えた瞬間、涙が止まらなくなるほど自然豊かな長野の魅力を再認識。
「また長野で暮らしたい」
そんな思いが芽生え、単身で移住を考えるようになりました。夫と長女からも「本当にやりたいことがあるなら」と理解を得られたので、まずは長野で仕事を探そうと転職エージェントに登録。すると、早速、連絡が入ったのです。
「藤村さんが希望していた、木造住宅を手がけていて地元につながっている工務店の設計士募集の話が上がってきましたが、どうします?」
まさか一発目の面接で採用になるとは思わず、軽い気持ちで応募したのが田中建築でした。社長とのオンライン面接でしたが、事前にホームページを確認したところ、ブログの内容にはかなり惹かれましたし、会社がめざしていることや取り組みが理解できたので、知らない人と話す緊張感はなく会話ができました。
こうしてバタバタと仕事が決まり、移住をしてきてまだ間もない状況ですが、この自然に憧れて移住したからこそ田中建築でめざしていきたいのは、周囲の自然との調和を考えた家づくりです。東京でこれほど自然素材を使った家づくりをすると、一坪100万円ほどと高額になるのが一般的。それが田中建築ではもっと身近な価格で建てられるので、ふんだんに自然素材が使える環境を生かした家づくりをしたいと考えています。
現在、田中建築では年間15棟の家を建てているとのことですが、そこをまだ把握できてない分、プレッシャーは感じていますが、私はこれまで女性目線で使いやすい動線や利用しやすい家具の収まりを意識して設計してきたので、その強みも生かしていきたいと思います。
また、同じ生活スタイルの人はふたりといないため、物事を決めつけない柔軟な設計に努めていきたいです。
ひそかに田中建築に入社してよかったと感じているのが、仕事帰りに温泉に立ち寄れることと、最高のロケーションを見ながら通勤できることです。都内の満員電車で1時間揺られて通勤していたことを考えると天国のようです。
社内も自由に社長に発言できる垣根のない雰囲気。
こんな風通しのよい工務店で今まで働いたことがありません。気持ちのよさを感じています。
一方で、自然豊かな立地ゆえに、いわゆる“ボットン便所”で、手を洗う水道がなく小川だったことには大きな衝撃を受けました(笑)。
そんな田中建築でこれから果たしたい夢。それは、今増えている空き家に関する取り組みです。
「家が空き家になってしまう前に、その家を残す方法を家族や親族と話し合うコンシェルジュ的な活動をしたい」
そう考えています。実際に空き家バンクを見ていると、片付けができておらず、元の住人の荷物が放置状態の家も少なくありません。だったら、空き家になる前にできることはないのか。親族の考えを聞いたり、将来的に誰かが住むのであれば、それまでのブランクをどうするかという取り組みをしていきたいと考えています。
そのためにも、田中建築で出会うさまざまな人のとつながりを大切にしていきたいと考えています。
他のスタッフ
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【代表取締役】
二級建築士・一級建築施工管理技士
住宅ローンアドバイザー田中 慎也
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【代表取締役会長】
二級建築士
福祉住環境コーディネーター田中 静夫
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【専務取締役 現場監督】
二級建築施工管理技士
大川 雅士
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【現場監督】
二級建築施工管理技士
藤沢 真一
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【大工棟梁】
中曽祢 良太
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【大工】
山田 渡
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【大工】
内記 拓也
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【不動産事業部】
宅地建物取引士
柳澤 博志
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【経理・お子様係】
岡澤 美津子
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【広報】
保育士・整理収納アドバイザー
中山 聖子
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【コーディネーター】
塩原 志織
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【コーディネーター】
渡部 恵
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【アドバイザー】
齊藤 芙悠子
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【設計アシスタント】
神林 麻美
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【まごころサポート事業部 部長】
宮沢 正史
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【田中建築設計事務所 所属】
一級建築士
藤村 陽子