ブログBLOG

代表取締役 田中 慎也

2024.09.11

古民家リノベーションの相談も承っています。

こんにちは。 おかげさまで創業75年。 
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
 三代目 代表の田中慎也です。

今回は古民家についてお話したいと思います。
実はあまり知られておりませんが、創業75年の中で神社のリノベーション、お寺のリノベーション、古民家のリノベーションなども手掛けてきました。最近そういったご相談も受けることが多くなってきましたので、お伝えできればと思います。

写真は10年ほど前にお寺の鐘楼堂を修理した時の写真です。
いったん石垣の土台から鐘楼堂をおろし、崩れかけていた石垣を積みなおし、柱などを補強しもとに戻したという工事です。

古民家リノベーションなども多く手掛けてきました。

古民家は、日本の伝統的な建築様式を持ちながら、年月を重ねるごとにその魅力を深めていく存在です。使い込まれた木材の美しさや、昔ながらの風通しの良さは、現代の新築住宅にはない独特の風合いを感じさせます。しかし、長く住み続けるためには、耐震性や断熱性の向上が必要になってきます。

古民家リノベーションは、**「伝統の美」と「現代の快適さ」**を融合させることがポイントです。たとえば、建物の象徴である太い梁や柱を残しながら、耐震補強や断熱工事をすることで、昔ながらの趣を保ちつつ快適な住環境を実現できます。

神社・お寺のリノベ経験が生かせるポイント

田中建築では、神社やお寺のリノベーション経験を持ちます。これらの建物には、文化的・歴史的価値があり、修復に際しては技術と丁寧な作業が求められますがこの経験は、古民家リノベーションにも直結しています。たとえば、伝統的な木造建築に対する理解や、古い材を再利用しながら耐久性を高める技術は、古民家の再生にも活用できます。

古民家リノベーションの進め方

古民家リノベーションは、次のようなステップで進めていきます。

  1. 現地調査と診断
    まずは、建物の状態を詳しく調査し、老朽化やシロアリ被害の有無、構造の健全性を確認します。古民家はコンクリートの基礎ではなく、石の土台でできているため、長い間に石の土台が沈んだりして柱が傾いてしまっていることがほとんどです。

  2. 設計とプランニング
    お客様のご要望に基づき、どの部分を残し、どの部分を改修するかを決定します。古民家リノベは費用が掛かるため、まずは予算からお聞きし、古民家ならではの魅力を最大限に生かしつつ、現代的な快適さをプラスすることをポイントに設計します。

  3. 耐震補強と断熱工事
    古民家の多くは、耐震性に不安があるため、耐震補強が重要です。基礎にコンクリートを打ち、傾いた柱を直し、バランスを見ながら耐震補強をしていきます。また、冬は寒く、夏は暑いといった古民家特有の問題を解決するために、最適な断熱材で断熱工事をしていきます。土壁でできているため、外張り断熱が多くなります。

  4. 内外装の仕上げ
    内外装の仕上げには、伝統的な素材を使い、古民家らしい風合いを大切にしながらも、現代の生活に合った快適な住まいを目指します。漆喰の壁や無垢材の床など、自然素材を用いた仕上げで、居心地の良い空間を作り上げます。個人的には古民家の床はヒノキがいいですね。

地域と共に、長く愛される家づくり

田中建築のリノベーションは、単に古い家を改修するだけではなく、歴史や伝統を守り、未来へと受け継ぐことができればと考えながら仕事をしています。神社やお寺の改修で培った技術を活かし、丁寧に、そして誇りを持って取り組んでいます。

 

私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

一覧に戻る