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アドバイザー 齊藤 芙悠子

2024.03.18

地震に備える 知っているようで知らない耐震等級のこと

こんにちは。
おかげさまで創業75年。
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社 
アドバイザーの齊藤 芙悠子です。

先日モデルハウスにご来場のお客様が、お越しになるなり一言「能登半島地震は揺れて揺れて参ったよ!」
直接の被害はなかったものの、これまでにない揺れと続く余震に不安を感じて、お家の建替えをご検討するに至ったとのことでした。
同じようにご不安を感じた方も少なくはなかったのではないでしょうか。お家づくりに関するご質問でも、耐震強度についてご確認いただくことが増えたと思います。

私たちは、すべてのお家を耐震強度3相当の強度になるよう設計します。また、弊社で建てる建てないを別にして、お家づくりのご相談のときには「耐震強度3以外のお家は建てない方がいいですよ。」とお伝えさせていただきます。では、耐震強度とはどのように評価されるのでしょうか。意外に知らない耐震強度の基準についてご説明させていただきます。

現行の建築基準は1981年に改正された建築基準法に基づいており、耐震強度1とは数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度=阪神・淡路大震災や2016年熊本地震クラスの揺れ)でも倒壊や崩壊しない・また数十年に一度発生する震度5程度の地震では住宅が損傷しない程度の強度と定められています。1段いい等級2は、等級1の1.25倍の地震に耐えられる耐震性能を有していることが条件となり、緊急時に避難所になる学校などの公共施設に求められる耐震強度です。耐震強度3は一番上の等級で、等級1の1.5倍の地震の揺れに耐えられる耐震性能を有していることを示します。災害時にも十分に稼働する必要がある警察署や消防署の建物に求められる耐震強度です。震度7の地震が続けて起こった熊本地震では、一度目の地震は耐えられたが二度目の地震で倒壊してしまった建物が多かった中、等級3の住宅は二度目の地震にも耐えられたことが明らかになっています。私たち田中建築では、安心して幸せに暮らしていただくために、これからのお家づくりには耐震強度3が条件と考えています。

私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。

それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

 

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