ブログBLOG

アドバイザー 齊藤 芙悠子

2024.03.03

断熱性能って何で測るの?

こんにちは。
おかげさまで創業75年。
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社 
アドバイザーの齊藤 芙悠子です。

3月に入り暖かくなるかと思った途端、1日は夜から明け方にかけて、長野県北部は雪やみぞれが降って、朝起きたら雨と雪が混じったものが積もっていました。木々の枝は重たそうな雪を抱えて、きれいですが下を通ると重たくてビショビショの雪が車にも人にも降ってくるので冷たくて意外に痛くていただけません。車に雪が落ちると思ったよりも大きな音が!

私たちがお家を建てている長野県北部エリアでは、家づくりはもちろん普段の暮らしの中に、冬の降雪が関わってきます。「暖かい家に暮らしたい」というのはお家づくりを考える時に多くのお客様が真っ先に仰います。「断熱性能」についてのご質問をいただくことも多く、皆さんお家づくりの検討の中で断熱を重視していらっしゃいます。

では、とっても気になる断熱性能を皆さんどうやって比べたり、評価したり、していますか?
「暖かい」は感覚ですが、何を基準に、これから建てるお家の暖かさを判断したらいいのでしょうか。

ご安心ください。建てたい場所が決まれば、その地域に建てるお家がどういった性能基準を満たせば「暖かい」かが決まってくる数値の基準があります。国土交通省が定める断熱性能の基準です。全国を8つの地域に分けて、それぞれのエリアに基準値を設けて、住宅の断熱性能を評価する仕組みです。ちなみに長野県北部のうち、山ノ内町、野沢温泉村、信濃町、飯綱町は、北海道の函館や岩手県盛岡と同じ条件エリアに設定されています。全国を8地域に分けている中の寒い方から3番目のエリアです。長野市・中野市・須坂市・飯山市・小布施町・木島平村はそれに次ぐ4地域に区分されています。ちなみに同じエリアには、山形県山形市や福島県会津若松市、栃木県日光市などが含まれています。

断熱性能は UA値(外皮平均熱貫流率)と冷房期の平均日射熱取得率ηACで示されます。たとえば3地域では、省エネ基準(等級4)でUA値0.56  ZEH基準(等級5)で0.5 省エネ基準比30%削減(等級6)で0.28 省エネ基準比40%削減(最高等級7)で0.20 という基準です。

建てたい地域の条件に対して、建てようとしているお家の断熱性能の数値を見比べて考える必要があります。たとえば田中建築の最近建てているお家の平均は0.27なので、等級6相当となります。ハウスメーカーさんや工務店さんで断熱性能を確認するときには、具体的な数値で確かめるようにしましょう。また、断熱性能は施工の技術力により設計通りに発揮されるかどうかが決まります。信頼できる会社を選び、悔いなく暖かいお家を建てたいものです。

私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。

それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

一覧に戻る