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代表取締役 田中 慎也

2023.06.19

お隣さんの日影の影響と対応策

こんにちは。
おかげさまで創業74年。
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
三代目 代表の田中慎也です。

私たちがお家を設計する際に気を付けていることの一つに、パッシブ設計があります。
パッシブ設計とは、自然エネルギー(太陽光や風)を最大限に活用し、内部のエネルギー消費を最小化することを言います。

ここでは、冬場の日射を最大限にとり、昼間は暖房エネルギーを最小限に抑えるという事に重きを置いて考えた設計をしています。冬至における等時間日影図を作成すると、隣のお家の影がその場所に何時間かかるかがわかります。

今回の条件では真南が敷地に対して45度ふれているためそこに合わせる形で建物を配置することで、効率的に日射を取得できるようになります。日影が2時間しかかからない部分と3時間しかかからない部分に大きな窓を設けてあります。

逆に、5時間以上日影になる部分には水廻りを配置しています。

このように、まわりの建物の状況をしっかりと把握して窓の位置などを決めていくと光熱費をおさえた、あたたかなお家を設計することが出来ます。昨日も中部電力の方とお話する機会があったのですが、今後も電気代は高くなっていくとのことでした。

これらのことをふまえると、パッシブ設計は必須になってきますね。

お家のデザインもただデザインだけにとらわれるのではなく、「機能美」機能的なデザイン(パッシブデザイン)も考慮した設計をしていかなくてはならないと思います。

私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

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