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代表取締役 田中 慎也

2020.06.27

テレワークに適した家づくりを考えている方へ!住宅の専門家が解説します!

こんにちは。
おかげさまで創業71年
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
三代目 代表の田中慎也です。

 

先日、田中建築の創業者である祖父(田中竹男)がなくなりました。
ずっと祖父の背中を追いかけてきた私にとっては、とても辛いことでした。

いろいろな思いはありますが、今あらためて決意したことは、祖父が繋いでくれたこの命を大切に精一杯生きるということです。そして、建築を通してお客様、社会のために役立つことです。それが、自分に与えられた使命なんだと思います。

さて、今回はテレワークに適した家づくりについてのお話です。

テレワークがしやすい家づくりにするためには仕事がしやすいことはもちろん、家事との両立がしやすいかどうかも考える必要がありますね。

 

□テレワークがしやすい部屋の間取りとは

テレワークをする時には、自宅に仕事用のスペースを設ける必要があります。
しかし、ひとりひとりの生活や住環境によって適した仕事用のスペースは違いますよね。
ここでは、テレワークに適した仕事部屋の作り方を4つ紹介します。

 

1つ目は、個室を仕事部屋にすることです。
仕事中はとにかく集中したいという方は個室を仕事部屋にしましょう。
食事、睡眠、仕事をするときのスペースはそれぞれ分けられているのが理想です。
そうすることで、テレワークで家にいることが多くても、メリハリのある生活習慣が実現できます。

また、他人に聞かれてはいけないオンライン会議の内容を外に漏らさないだけでなく、家族の話し声や生活音も気にせずに作業ができますよね。
新築やリフォームの際は、仕事用の専用の個室を作ることを検討してもいいかもしれません。

 

2つ目は、半個室の部屋を作って仕事部屋にすることです。
部屋の一角や階段下のスペースにデスクを置き、周りに仕切りを設置して半個室のようなスペースを作る方法も可能です。
専用個室を利用するのと比べると、周りの音が聞こえてしまいますが、仕事用スペースとして十分に利用できます。
個室を用意するのが難しい場合は、検討してみてもいいでしょう。

 

3つ目は、ロフトやスキップフロアを利用することです。
スキップフロアとは同じ階の中で、床が少し高くなっている場所のことです。
ロフトやスキップフロアが家にある場合は、高さの違いを利用して、そこを仕事場にするということも検討してみましょう。

空間が完全に仕切られてはいませんが、縦方向に段差があるため、その部屋に入ることで、心理的にオンとオフの切り替えがしやすいです。
また、家族の気配を感じやすいため、仕事をしながら家事をしたり子供の世話をしたりする必要がある場合に良いかもしれません。

 

4つ目は、共用スペースに仕事用スペースを作ってしまうことです。
廊下や部屋の一角にデスクを置き、仕切りはせずに仕事用スペースとして利用します。
この方法なら、家事をしているときのちょっとした合間に仕事を進めやすいです。
仕事をしているが、小さな子供がいて頻繁に世話をする必要がある方にはぴったりですね。
ただし、家族の会話や生活音が聞こえやすく、オンライン会議の内容も家族に聞かれやすいので注意が必要です。

 

□テレワークに役立つパントリーとは

パントリーとは食品や調味料、調理器具を収納できる場所のことです。
パントリーがあれば、事前に食品をたくさん買いだめしておけます。
そうすることで、不要な外出や買い物を減らせるので家事の負担が減り、家での仕事がしやすくなります。
外出自粛の措置にも対応できるので、テレワークをするのにぴったりですね。

ここからは、パントリーについて詳しくご紹介します。

 

*パントリーのタイプについて

パントリーには大きく分けて2つのタイプがあります。

1つ目は、壁面収納タイプです。
これは、主にキッチンの反対側の壁面に収納スペースを作るタイプで、調理をしているときにすぐに食材が取り出せるのが特徴です。
キッチンの近くに設置することが多いので、調理するときに邪魔にならないように配置を考えましょう。

 

2つ目は、ウォークインタイプです。
これは小さな専用の部屋をパントリーとして利用したものです。
かなり広いスペースが必要なので、間取りに余裕がある場合に検討しましょう。
このタイプであれば、部分的にワインセラーを設置することも可能です。

また、勝手口からキッチンまでの経路上に設けられたパントリーもあり、それはウォークスルータイプと呼ばれます。
このタイプでは、買い物から帰ってきてそのまま食材を収納したり、とれたての土がついた野菜を床を汚すことなくスムーズに保管したりできます。
ただし、ウォークスルータイプでは出入り口を2つ設ける必要があるので、収納力が少し下がることに注意しましょう。

 

*パントリーを設置する際の注意点

パントリーを検討している方は、事前に3つの注意点を確認しましょう。

1つ目は、ウォークインタイプの場合は空気がこもりやすいことです。
それによって湿度や温度が高くなったり、においがこもったりします。
パントリーの中に窓や換気扇を設置することを検討しましょう。

2つ目は、ワインセラーを設置する場合は電力が必要なことです。
間取りを設計するときにコンセントの位置や容量を確認しておきましょう。

3つ目は、動線をよく考えないと使いづらくなることです。
キッチンからパントリーの距離が離れていると、料理をしているときにとても使いづらくなってしまいます。
収納するときだけでなく、料理をするときのことも考えて設計しましょう。

 

 

私たち田中建築株式会社は、
「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。

それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと
自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。

同じ志を持った協力業者と共にお客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

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