ブログBLOG

代表取締役 田中 慎也

2023.10.29

お家の耐久性は何年ぐらいなの?

こんにちは。
おかげさまで創業74年。
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
三代目 代表の田中慎也です。

お客様とお話していると、お家の耐久性について聞かれることがあります。今回はそのことについてお話したいと思います。

・まずはお家の「構造材」についてです。
弊社は「木造在来工法」という工法でお家を建てていますが、それは土台や柱や梁といった構造材で構成されるお家のことです。多くの木造住宅を手掛けている会社さんがこの工法でお家を建てていますが、その材料も主に無垢材(木そのものを製材したもの)、集成材(製材した木を接着剤で貼り合わせたもの)に大きく分かれます。

弊社は、信頼できる無垢材のみを構造材に使用しています。これは、お寺などを例にとってもお分かりになると思いますが、例えば世界最古の木造建築、奈良の法隆寺は1400年前に建築されその主な材料は「ひのき」の無垢材が使われています。

一般的に無垢材は切られてから200年まで強度が増していきます。しかし、多くのハウスメーカーさんが使用する集成材は作られたばかりの強度は無垢剤よりも強いですが、年々強度は低下していきます。

ですから、弊社は長野県産の無垢材を使用してお家をつくっています。無垢材の耐久性自体は何年でも大丈夫という事がお分かりいただけると思います。

・次に「基礎」を構成する鉄筋コンクリートについてです。
鉄筋コンクリートは、セメントと砂と砂利と鉄筋で出来ています。一般的にコンクリートの耐久性は良質な環境で100年と言われています。海岸部などの悪条件では50年などともいわれます。

鉄筋コンクリートは、コンクリートがアルカリ性なので中の鉄筋が錆びないという構造になっていますが、気象の条件などで表面から徐々に中性化していきます。そうすると中の鉄筋が錆びてヒビが入り構造的な強度が低下していきます。

・次に「屋根」の材料についてです。
瓦の屋根であれば、陶器なので何年でももつといったことが言えます。金属の屋根の場合、鋼板の耐久性によってきます。弊社で標準で使用している屋根の材料は、ガルバリウム鋼板を基材として「穴あき25年保証」「塗膜15年保証」が付いたものになっています。

・次に「外壁」の材料についてです。
外壁は、「窯業系サイディング(ようぎょうけいサイディング)」「金属サイディング」「塗り壁」「木板張り」などが弊社の標準になっています。それぞれの保証は次の通りです。

窯業系サイディング→ 変色30年保証、シーリング目地15年保証、外壁の反り、割れ10年保
金属サイディング → 穴あき25年保証、赤さび15年保証
塗り壁「STO」  → 割れ、汚れ10年保証
木板張り     → 保証なし

このように、それぞれの材料で耐久性や保証などは違ってきます。ですが、屋根や外壁は定期的にメンテナンスしていけば、コンクリートの耐久性が一つの指標になるのではないかと思います。良好な条件であればお家は100年は持つと言ってもいいと思います。

 

値段が高くなってしまっている現在、しっかりと検討してお家づくりをされたいですよね。お家に関するご相談はいつでも承っております。ぜひ、無料相談会などでお気軽にご相談ください。お待ちしております。

 

私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

 

 

一覧に戻る