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2023.04.09

市街化区域と市街化調整区域とは?

こんにちは。
おかげさまで創業74年
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
アドバイザーで宅建士の増田竜大です。

市街化区域とは、都市や町などの集積された地域や、それに近接した地域のことをさします。具体的には、住宅地、商業地、工業地、公共施設などが含まれます。市街化区域は、地域ごとに都市計画法に基づいて指定され、市街化地域や準市街化地域など、多種多様な形態があります。

・すでに市街地を形成している区域
・おおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域

一方、市街化調整区域とは、都市や町などの集積地域の周辺に指定された地域で都市計画において市街化の拡大に伴って発生する問題を調整するために設定されています。市街化調整区域は、市街化地域や準市街化地域に隣接する農地や山林地帯などの地域が含まれます。ここでは、主に以下のような課題に対するために設定されます。

・都市計画に基づいた都市開発が行われる場合、地盤沈下や水害などのリスクがあるため、それらを防止するための規制を設けること。
・農業や森林などの自然環境を保全し、都市の拡大による環境悪化を防止すること。
・都市への人口流入に伴い、公共サービスの不足が生じることがあるため、その対策を行うこと。

市街化調整区域は、市街化拡大が進む地域において、より良好な都市環境を維持するために必要な制度であるとされています。また、市街化調整区域においては、都市計画に基づく開発が行われる際には、環境保全などの観点を考慮した上で、より良好な都市環境を実現するための配慮が求められる。

なお、市街化調整区域においては、都市計画法に基づき規制が設けられているため、不動産市場では取引が規制されることがあります。具体的には、建物の建築や外構工事、分譲などについては、都市計画法に基づいた手続きが必要となる場合があります。そのため、市街化拡大が進む地域で不動産投資を考える際には、市街化調整区域の指定有無についても認識する必要があります。

通常、土地利用とは「建築物を建てて活用する」ということであり、その点で考えれば、市街化区域は利用価値があるが、市街化調整区域は利用価値がないといえます。地価水準で考えても、市街化調整区域は市街化区域に比べ大幅に劣ります。現実的にも、市街化区域は都市的な土地利用、市街化調整区域は農地的な土地利用となっています。

 

私たち田中建築株式会社は、「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。
同じ志を持った協力業者と共にお客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

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