ブログBLOG

2023.04.17

用途地域って何?

こんにちは。
おかげさまで創業74年
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
アドバイザーで宅建士の増田竜大です。

用途地域とは、「都市計画法」に基づいて都市部において編成される土地利用区域のことで、土地利用を制限し、都市の発展に必要な空間を確保するために設定されます。

主な用途地域には、住居地域、商業地域、工業地域、農業地域、特定土地利用制限区域があります。

まず、住居地域は、住宅を中心とした土地利用ができる区域で、この地域には一定の条件を満たした住宅やアパート・マンションが建てられます。屋上庭園や緑地、交通アクセスの良い場所に建設され、住みやすい環境が整備されています。

商業地域は、商業活動を主体とした土地利用ができる区域で、小売店舗、商業ビル、大型商業施設、飲食店などが建設されます。良好な交通アクセスが整備された場所に設定され、商業活動の起爆剤となる役割を果たしています。

工業地域は、製造業を中心とした土地利用ができる区域で、工場や工業団地、物流施設などが建設されます。騒音や振動による被害が周囲に及ばないように、都市計画によって一定の距離を確保しています。

農業地域は、農地の確保を目的とした土地利用区域で、農業生産に適した土地がこの地域に設定されます。農用地の経営を担当する農家の方々が生産活動を行う場所であり、新たな開発を行うことができません。

特定土地利用制限区域は、自然災害防止や安全確保の観点から、災害や事故が発生しやすい地域に設定される区域で、これらの地域には建物の建設や土地変更を行うことが制限されています。

用途地域は、都市計画によって定められた土地の利用目的であり、都市の発展に不可欠な存在となっています。各地域の利用制限により、人々が暮らしやすい環境や都市が持続可能な発展を遂げることが期待されています。また、地域間の役割分担や交通アクセスの改善により、都市の機能が向上することにもつながっています。

一方で、用途地域制度には、いくつかの問題点があります。例えば、地価の高騰や都心部への過剰な集中、特定の業種に偏るなどの問題があります。また、用途地域制度によって、建築物の高さや立地などに制限があるため、景観や建物の設計などが制約を受けることになります。

 

私たち田中建築株式会社は、「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。
同じ志を持った協力業者と共にお客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

一覧に戻る

関連ブログ