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家づくりのこと

2020.11.22

ペットと暮らす部屋の間取りとは?犬や猫の特徴を考えて作ろう!

ペットと一緒に生活する中で、注文住宅の間取りにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
ペットが安心して暮らせるような家にするには様々な注意点があります。
ここでは主に犬と猫の特徴をご紹介します。
それを踏まえた上で、家の間取りを考えましょう。

□犬や猫の特徴とは?

間取りを考える中で、人間にとっては快適でも、ペットにとっては快適でなく危険であるといった場合があります。
そこで人間とペットの違いをよく理解して、お互いに住み心地がいい家の間取りを考えましょう。
今回は犬と猫の特徴についてご紹介します。

まずは犬の特徴です。
犬は乳歯が抜けて大人の歯に生え変わるタイミングで口周りや歯茎がとても痒くなるため、何かに擦り付けたり噛み千切ったりする可能性があります。
そのため、柱やソファーなど噛んだりすることがあるかもしれません。
そのような習性があるという背景を知っておきましょう。

また、犬を飼う場合は適度に運動をさせてあげる必要があります。
そのため、外に出かけますよね。
散歩から帰ってきたとき、足を洗うための蛇口の設置などを考えておきましょう。

次に匂いの問題です。
犬は猫に比べてトイレの場所を覚えるのが遅いと言われています。
根気よくペットのペースに合わせてトイレの習慣づけを行いましょう。

次に猫の特徴です。
猫の行動範囲は半径500メートル以内と言われています。
しかし、できるだけ家庭内で生活できるような家づくりをしたいところではないでしょうか。

まず、猫は立体的な移動を好みます。
そのため、家の中も縦横の移動ができる部分を作るといった工夫を考えましょう。

また、猫はたまに集会を行いますが、基本は単独行動を行います。
そのため、猫専用のスペースを作る必要があります。
集まりたいときに集まり、飽きたら自分のテリトリーに戻るといった猫の習性を考えると、複数のスペースを作っておきましょう。

また、猫は爪とぎの習性があります。
猫は縄張りをアピールするために、壁などで爪とぎを行います。
そのため、爪を研ぐ場所を保護したり、パネルで覆ったりすることで対応をしておきましょう。

犬や猫を飼っている方は、以下の内容を参考にしてくださいね。

□犬と暮らす間取りを考えよう

前項でご紹介はしませんでしたが、犬は集団行動を好むといった特性も持っています。
そのため、いつも家族の側にいたいと考えています。
犬がくつろぐスペースはリビングなど自然と家族が集まる場所か、その近くに作りましょう。
また、犬は音に敏感な動物なので、隣の家や道路と接する壁際は自分のスペースとして向いていません。

集団行動を好むとされている犬ですが、いざとなったら逃げ込めるスペースも確保しておく必要があります。
雷の音に怯えている時や、怒られた時などプライベートスペースに逃げ込むことでストレス対策になります。
犬専用スペースであるリビング側にサークルなどの囲いを設置し、その中にクレートや小屋を置いてあげるのが理想です。

また、この他にもにおいなどが気になる場合は、空気環境も考えましょう。
空気環境を整えることはにおいだけでなく、ホコリやダニ、カビの繁殖を防ぎます。
犬に限らず猫も当てはまりますが、身体が低く、頭が床に近いペットは空気環境の影響を受けやすいです。
そのような空気環境を整えるために、換気スリーブや空気の取り入れ口を考えましょう。
空気の取り出し口と取り入れ口は対角線になるように意識する必要があります。

□猫と暮らす間取りを考えよう

猫は前項でもご紹介した通り、立体的な動きを好みます。
そのため、上り下りできるようなキャットウォークを設置することおすすめします。
キャットステップと組み合わせるによって室内でも飽きないような工夫を凝らしていきます。

次に安心して爪とぎができるような爪とぎ柱の設置を考えましょう。
猫が好む硬くて安定した柱を設置します。
猫は気に入ると爪とぎをその場所で繰り返すため、他の家具やソファーを傷付けるのを防止する効果も期待できます。

また、陽だまりの窓辺のスペースを確保しておきましょう。
猫は自分の縄張りを毎日確認します。
窓前の台座を広くすることで、日向ぼっこができるスペースを設けましょう。

また、この他にも安全性といった面も考える必要があります。
危険が多いキッチンなど、入ってほしくない部屋にはスクリーンなどを設けて間を仕切りましょう。
半透明なのでお互いの気配を感じ取れます。
さらには、いたずらを防止するためのキッチン収納やロック機能付きの室内用のドアを設けましょう。
これも猫が侵入するのを防ぐためのものです。

□まとめ

このようにペットと暮らす間取りを考える際は、そのペットの習性を踏まえて考える必要があります。
犬と暮らす間取りを考える際はリビングの近くにスペースを作ったり、猫と暮らす間取りを考える際にはキャットウォークを設置したりしましょう。
空気環境や安全性といった面も意識して間取りを考える必要があります。

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