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代表取締役 田中 慎也

2020.02.05

長野で平屋をお考えの方必見!おすすめの天井の高さは?

こんにちは。
おかげさまで創業71年
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
三代目 代表の田中慎也です。

最近は、平屋が人気です。私も今平屋のプランを3軒作っています。

平屋は上の階がないので、天井の高さを自由に決められます。
しかし、どれくらいの高さが適切なのか、よくわからない方が多いのではないでしょうか。

今回は、平屋の設計においておすすめの天井の高さについて解説します。
長野で平屋をお考えの方必見です。

 

□通常の高さの平屋

通常の天井の平屋は、高い天井にする場合と比べて建設費用を安く抑えられます。
家の体積が小さいので、冷暖房の効きが良くなり、光熱費が安く済みます。

また、掃除や電球の交換がしやすいので、照明器具を選びやすいのが特徴です。
しかし、通常の高さの平屋は、良くも悪くも「普通の住宅」だと言えます。
フラットな天井であるので解放感をあまり感じられず、高い天井の平屋と比べると、どうしても狭い印象の住宅になってしまうことは否めません。

さらに、高い位置に窓や取り付けられないので、高いところから光を取り入れられず、室内が暗くなってしまいがちです。

このように、通常の高さの天井は建設費や光熱費を安く抑えられるものの、解放感や住宅の明るさの面を考えると、やはり高い天井の平屋には及びません。

しかし、「特にこだわりがなく費用を安く抑えたい」と考える人にとっては、通常の天井の平屋でも何のデメリットもないので、大きな問題はないでしょう。
高い天井にするか、通常の高さの天井にするか、非常に悩ましいところではあります。

どちらにするか迷われている方は、両方のパターンの長所と短所を踏まえたうえで、両方のプランを比較検討して決めると良いかもしれません。

 

□高い天井の平屋

注文住宅で平屋を建てる方で、高い天井の平屋がとても人気です。
2階建てや3階建ての家と違って、平屋は天井の高さが制限されないので、通常の天井よりも高く設計される方が多くいらっしゃいます。

天井を高くことで、解放感が増し、より一層広い住まい空間に仕上がります。
また天井の高い平屋では、ロフトや屋根裏部屋を設けられるので、本来デッドスペースとなる屋根裏の空間を有効活用できます。
ロフトを設置することで、収納スペースとして使ったり、子供の遊び場として活用したり、使い道はさまざまです。

ただし、平屋の天井を高くする場合、デメリットについても理解しておくべきです。
天井を高くすると、壁や柱が大きくなるので、建設にかかる費用が高くなります。
また、より広い空間になればなるほど家の体積が増えるので、冷暖房の効きが悪くなってしまいます。

必然的に、電気代も高くなるので気をつけましょう。

このように、高い天井にすると、通常の高さの天井に比べて費用がかかります。
費用の面も踏まえたうえで、天井の高さについて考えなければなりません。
さらに、天井を高くする場合、住宅の高さが制限されていることについて知っておきましょう。

天井の高さを自由に決められるといっても、いくらでも高くできるわけではありません。

地域によっては高さの制限が規定で決まっている場合があるので、きちんと確認してからプランの設計をするようにしましょう。
特に気をつけたいのが、「低層住居専用地域の日影規制」です。
この規制が適用されないように、高さ6メートル以内の住宅にしておくようにすると無難です。

 

□平屋の天井でできる工夫

平屋の天井でできる工夫としては、吹き抜けや勾配天井があります。
比較的に狭い延べ床面積の平屋を建てる際には、吹き抜けを取り入れる工夫をすることで、実際よりも広さを感じる部屋に仕立てられます。

また、勾配天井を作ることも平屋でできる工夫としておすすめです。
平屋と言えば、四角い長方形の外観を思い浮かべる方が多いのではないしょうか。
しかし、勾配天井とは天井が屋根の勾配に合わせて斜めになっている天井を指します。

天井を斜めにすることで、単に天井を高くするときよりも天井に奥行きが出て、おしゃれな解放感を得られます。

さらに、シャープな印象を持つおしゃれでモダンな外観の住宅に仕立てられます。
勾配天井は、見た目のおしゃれさを求める方に人気の高い設計です。

ただ、吹き抜けや勾配天井を取り入れる場合は、メンテナンスが大変なことと費用がかかることを知っておきましょう。
両方とも通常の天井より複雑な設計であるため、建設費用が割高です。
また、通常の天井と違ってはるかに高さがあるので、メンテナンスや掃除の際には工夫が必要です。

対策として、吹き抜けにキャットウォークを作ったり、勾配天井の掃除をするための足場を作ったりすると良いでしょう。

 

□まとめ

今回は、平屋の天井の高さについてご紹介しました。
子育て世代に人気が高い平屋は、2階建ての住宅にはない魅力がたくさんあります。
ご自身のこだわりとライフスタイルに合わせて、天井の高さを決めると良いでしょう。

当社は、お客様のライフプランに合わせた家づくりをご提案しております。
どうぞお気軽にご相談ください。

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