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代表取締役 田中 慎也

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2026.07.03

ドローンで「二階からの景色」を確かめる

こんにちは。 おかげさまで創業77年。
長野に暮らす、長野と暮らす。
田中建築株式会社  代表の田中慎也です。

・長野の美しい景色を最大限取り込む

ドローンを購入しました。家全体からどのように景色が見えるか確認したかったためです。
家づくりでは、間取りやデザイン、性能に目が向きがちですが、私が大切にしていることの一つに「窓から見える景色」があります。

長野は美しい景色が広がるところです。毎朝カーテンを開けたときに見える風景。
季節の移ろいを感じられる山並みや田園、夕焼けや星空。

こうした何気ない景色は、住み始めてから何十年にもわたり、暮らしに寄り添い続ける大切な存在です。
だからこそ私は、「この地とともに、暮らしにぬくもりを紡ぐ」という設計コンセプトを大切にしながら、その土地ならではの魅力を住まいに取り込む設計を心掛けています。

・図面だけでは見えない「2階からの景色」

土地を調査するときまずは地上から周囲を確認します。
そして、太陽の動き方を確認します。
もちろんそれも当たり前に大切ですが、2階からの高さから見える景色もより入念に確認したいものです。

弊社の場合、地上面(GLライン)から、4,8m前後が2階で立って見える高さ、4,4m前後が座った時の高さになります。
その高さにドローンを上げてホバリングさせ、景色を確認していきます。

・ドローンだから確認できる暮らしの風景

ドローンで撮影すると、

  • 2階の窓からどのような景色が広がるか
  • 山や田園など地域の風景をどこまで取り込めるか
  • 隣家との視線の重なりはどうか
  • 朝日や夕日の入り方はどうか

などを、実際の高さに近い感覚で把握できます。これは単に「景色が良い場所を探す」ためではありません。家族が毎日心地よく暮らせる場所を見つけるための、大切な設計のプロセスだと考えています。

・景色と暮らし方が変われば、窓の役割も変わる

設計では窓の大きさや位置だけでなく、「何を見るための窓なのか」「どういう暮らし方が好みで、そのために必要な窓はどういった役割なのか」を考えます。

例えば、

・リビングではお庭の緑が風で揺れるのを感じながら、広がりを持たせるための窓。
ダイニングでは四季の移ろいを感じられ、木々を眺めながら風も感じる窓。
・階段ではやわらかな光を取り込む窓。
・寝室では朝日を穏やかに迎える窓。
・2階のファミリースペースからは遠くの山並みが見え、夕日がきれいに見える窓。

同じ窓でも、その役割は場所によって大きく異なります。

ドローンによる確認は、その窓が本当に価値のある景色を映し出してくれるのかを判断するための大きな手掛かりになります。

・土地の魅力を最大限に活かすことが注文住宅の設計の仕事

長野には、美しい山々や田園風景、空など、その土地ならではの豊かな自然があります。
しかし、その魅力は敷地のどこからでも同じように見えるわけではありません。
窓の位置を少し変えるだけでも景色は大きく変わる場合があります。

建物の向きを数十センチ調整するだけで、光の入り方や視線の抜け方が大きく変わることもあります。
だから私は、土地そのものを丁寧に読み取り、その土地だからこそ味わえる暮らしを設計に反映させたいと考えています。

・まとめ

家づくりは、建物をつくることだけではありません。
その土地でどのような時間を過ごし、どんな景色を見ながら暮らしていくのかを考えることでもあります。

ドローンで2階からの景色を確認することは、最新の技術を使うことが目的ではありません。
その土地の魅力を見つけ、ご家族の暮らしに寄り添う住まいを設計するための、一つの手段です。

「この地とともに、暮らしにぬくもりを紡ぐ。」

その想い「設計コンセプト」を胸に、私はこれからも、一つひとつの土地が持つ個性を大切にしながら、そこに暮らすご家族の未来を見据えた家づくりを続けていきたいと思います。

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