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代表取締役 田中 慎也
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2025.07.08
信州大学・高村教授との共同研究とは?
こんにちは。 おかげさまで創業76年。
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
三代目 代表の田中慎也です。
今日は、私たちの家づくりにおいて非常に大切にしている「断熱」や「空調計画」に関する、取り組みについてご報告したいと思います。 現在、信州大学 工学部 建築学科の高村教授とのご縁をいただき、住まいの断熱性能と空調計画の最適化に関する共同研究を進めています。
ちなみにそのご縁は、趣味でご一緒したことがきっかけでした。(笑)
断熱・空調は「快適さ」と「暮らしやすさ」の要、 私たちが住まいづくりで何より大切にしているのは、「家族が安心して、快適に、そして長く暮らせる家」をつくることです。そのためには、断熱性能を高めること、そして効率的な空調計画を立てることが欠かせません。
断熱が不十分だと、夏は暑く、冬は寒くなり、エアコンや暖房器具に頼る時間が長くなります。その結果、光熱費がかさみ、体にも負担がかかるという悪循環に陥りがちです。 しかし断熱性能が高く、空調の配置や換気計画が適切であれば、室温は安定し、冷暖房の使用を最小限に抑えながら、一年中快適な空間を維持することができます。
なぜ大学と一緒に研究を? 「住宅会社が大学と共同研究?」と驚かれるかもしれません。
ですが、建築の分野、とくに省エネルギー性能や室内環境の快適性については、学術的な知見が日進月歩で進んでおり、私たち工務店もその最新の知見を取り入れていく必要があると考えています。
高村教授は、建築環境工学の第一人者であり、特に住宅の断熱性能と室内温熱環境の関係、地域ごとの気候特性を踏まえた住宅設計などに精通されています。 この共同研究では、実際の住宅をモデルとして、温度分布や湿度、空気の流れ方などをシミュレーションしながら、どのような断熱・空調計画がその土地に最も適しているのかを分析していきます。
私たちが主に建てている北信の住宅は、冬の寒さが非常に厳しい地域が多く、かつ夏は暑さや湿度もあります。そのため、**一律の断熱基準や設備選びではなく、その地域ならではの“ちょうどいい快適さ”**を設計することが重要です。
高村教授との研究では、実際に暮らしているご家庭の温熱環境を調査・分析し、そこに暮らす方々の「体感」を数値と照らし合わせて評価する取り組みも進めていこうと思っています。
こうした研究成果を今後の家づくりに反映させることで、お客様にとって本当に価値のある住宅を提供できると確信しています。
最後に 住まいづくりは、一見すると目に見える構造やデザインが大事に思われがちですが、実は目に見えない「空気」や「熱」の動きこそ、日々の暮らしの質を左右する要素です。 これからも私たちは、お客様の暮らしを根本から支える家づくりを追求し、大学との連携を通じて、より高い次元での品質向上を目指してまいります。 進捗についても、随時このブログでご紹介していきますので、ぜひご期待ください。
私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。
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