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代表取締役 田中 慎也
2024.09.30
景色の悪い場所には窓をつくらない方がいい理由とは?
こんにちは。 おかげさまで創業75年。
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
三代目 代表の田中慎也です。
住宅設計を考える上で、窓の配置は非常に重要なポイントです。窓は外の景色を楽しむためだけではなく、光や風を取り入れ、住み心地を向上させるための手段でもあります。しかし、すべての場所に窓を設けることが必ずしも最善ではない場合もあります。特に「景色が良くない場所」には、窓をつくらないということを弊社ではおすすめしています。今回は、景色の悪い場所に窓をつくらない方がよい理由についてお話ししたいと思います。
1. 無駄な視覚ストレスを避ける
窓があることで外の景色が視界に入りますが、その景色が「見たくないもの」である場合、逆に居住空間がストレスの原因になることがあります。たとえば、隣の建物の壁が目の前に迫っていたり、ゴミ置き場や騒がしい通りが見えたりする場合、その景色は住む人にとってマイナスの要素となりかねません。このような環境では、窓を設けることで、不要な視覚的ストレスを抱えることになってしまいます。
2. プライバシーの確保
窓があることで、外部からの視線も室内に入ってきます。特に、隣家が近い場合や、道路に面している場所では、窓を通じて家の中が見えてしまう可能性があります。プライバシーを守るためにブラインドやカーテンを常に閉めておく必要があるなら、そもそも窓を設けない方がコストも抑えられます。景色が悪く、プライバシーの問題が生じる場合には、窓を省くことで余計な心配を減らすことができます。
3. エネルギー効率の向上
窓は光や風を取り入れる反面、断熱性や遮音性が壁に比べて劣ってしまいます。特に景色が悪い場所に無理に窓を設けることで、冬場の冷気や夏場の熱気が入り込み、室内の温度管理が難しくなる可能性があります。その結果、エアコンや暖房に頼ることになり、エネルギーコストが増えることも考えられます。景色が期待できない場所では、窓を設けないことで住宅全体のエネルギー効率を向上させることができます。
4. 設計の自由度が広がる
窓を設けない選択肢を取ることで、家の内部空間のデザインや家具の配置の自由度が広がります。例えば、壁があることで大きな収納棚や家具を置くことができたり、好きなデコレーションを施したりすることが可能になります。また、窓がないことで壁面をフラットに保てるため、家全体の設計に統一感を持たせることができます。
5. 代替手段で快適な空間を作る
景色が悪い場所に窓を設けない代わりに、他の手段で快適な空間を作ることも可能です。例えば、間接照明を活用して部屋を明るく保ったり、換気システムを設けて風通しを確保することができます。また、壁にアートや緑を取り入れることで、外部の景色に頼らずとも居心地の良い空間を演出することができます。
まとめ
住宅設計において、窓は重要な役割を果たしますが、必ずしもどの場所にも窓を設ける必要はありません。特に景色が悪い場所では、窓をつくらないことで視覚的なストレスを避け、プライバシーを確保し、エネルギー効率を高めることができます。設計の自由度も高まり、快適な生活空間を実現するための新しい可能性が広がります。
私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。
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