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代表取締役 田中 慎也

2020.01.08

平屋を検討中の方必見!悩めるロフトの間取りについて解説します

こんにちは。
おかげさまで創業70年
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
三代目 代表の田中慎也です。

皆さん、ロフトの間取りについて検討の際に
「せっかく家を建てるのだからロフトを付けたい。」
「ロフトを作ることのメリットはあるのか。」
と考えたことはありませんか。

そこで今回は、平屋にロフトを作る際の注意点や特徴について詳しく解説します。

 

□そもそもロフトとは

ロフトとは天井を高くして部屋の一部を2層式にした上部空間のことです。
設置をする際は建築基準法という法律で定められている条件を満たさないと設置できません。

その条件は以下の通りです。
1.4メートル以下の天井高。
床面積を真下にある部屋の2分1未満に収める。
ロフトへかけるはしごは固定されてはならない。
この条件を満たさなければ設置できないため、設置する際はしっかりと業者に確認しましょう。

 

□設置するメリット

平屋は設計上、どうしても人の動きが平面的になってしまいがちですよね。
そのため、普段の生活において利用している部屋も同じ1階にあるために、窮屈に感じることも多いと感じるでしょう。
また、平屋は2階建て以上の住宅とは異なり、土地の縦空間を使うわけではないため床の面積が狭くなりやすいです。
このため、収納などに利用できる空間が狭くなりがちです。

ロフトはこのようなデメリットを補うためにぴったりでしょう。
そもそも、平屋は2階建てなどの住宅よりも余裕のある空間の面積が大きい場合が多いです。
そのため、平屋にロフトを設置することは合理的であると言えるでしょう。
また、2階建ての住宅を建設するよりも1階建ての住宅にロフトを設ける方が、施工費用や税金などの費用を抑えられることもメリットのひとつでしょう。

しかし、設置する際に、どのように使うのか、安全に使用できるのか、などの基本事項はしっかりと確認しましょう。
確認を怠ることで、使用上の利便性や実用性に欠けてしまうため、確認は必須です。

 

□設置するデメリット

ロフトを設けた場合のデメリットは住宅の空間がある程度制限されてしまうことです。
十分な高さを確保しにくいことや建設を進めるうえで大きな窓を作りにくいなどの制限があるため快適な部屋としての使用は難しいです。

また、ロフトへ上がるための階段を設置する場所もある程度確保する必要があります。
階段を設置できる空間が狭い場合、階段の傾斜を急にする必要性も出てきます。
その場合、ロフトへ行くこと自体が億劫になり、設置してあるだけで使わないということにもなりかねません。
したがって、設置する際には空間をどのように使用するのかをしっかりと考えるようにしましょう。

 

□間取りを決める際の注意点

*どの部屋に設置するか

ロフトを設置する場合、部屋の上半分ほどの空間を使用して設置します。
そのため、設置する部屋は出来るだけ広い空間を持つ部屋にすることが必要です。

また、ロフトを設置するのに最適な場所は、広い空間を持つリビングやダイニングでしょう。
リビングやダイニングに設置した場合は部屋を有効活用しやすく、階段の設置もしやすいため、空間の利便性を高められます。

*階段の設計を考える

ロフトを設けるうえで最も考える必要があることが階段をどうするかです。
例えば、ロフトを使用する頻度が多い場合、毎回はしごを取り付けなければならず、はしごを取り出す手間をストレスに感じてしまうでしょう。
そのため、時間が経つにつれ、ほとんど使用しなくなってしまいます。

 

□ロフト階段の種類

・はしご

はしごは設置するロフトに合わせて自分好みにデザインや形状を工夫できることが魅力です。
また、階段を設置することと比べ、費用を抑えられることも特徴です。
しかし、ロフトを使用する頻度が高い場合には、はしごをかける手間が増えるためおすすめできません。

・収納階段

収納階段は危険性が少ないことや収納としての利用もできるため利便性が高いことも魅力です。
また、収納の組み合わせによって高さを調節できることも魅力のひとつです。
しかし、空間の大半を使ってしまうことや一度置いてしまうと後で移動ができないなどのデメリットもあります。

 

□より広く快適に使うために

ロフトは家の形状によって様々な広さや形状になります。
そのため、設置する家具も大きさや形状を考えなければいけません。
市販の家具でそれぞれのロフトに合うものを見つけることは大変でしょう。

したがって、ご自身で家具を集めるのではなく、自分好みの家具を作ってもらうことがおすすめです。
自分好みの家具を作ってもらうことでデザインや形状の工夫ができるため、より広く快適に使用できるでしょう。

 

□まとめ

今回は平屋におけるロフトについて解説しました。
この記事を参考に、平屋にロフトを設置することを検討してみてはいかがでしょうか。

当社では平屋についてのご相談を随時受け付けているため、お気軽にお問い合わせください。皆様のご相談、心よりお待ちしております。

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