ブログBLOG

2022.11.06

日本の森林について②

こんにちは。
おかげさまで創業73年
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
アドバイザーの増田です。

前回育成林の事について書きました。今回はその続きで、天然林についてと森林の役割について少しだけお書きいたします。

 

天然林は1,300万ha、ほとんどが広葉樹

日本の森林のうち、面積にして約2分の1に当たる1300haは自然の力で生まれ育った天然林です。天然林は日常的な利用の対象である里山や神社の森から、めったに人が立ち入らないような奥山まで幅広く分布しています。日本の天然林のほとんどは広葉樹林です。なお、日本では、人の手が全く入っていない森林「原生林」は、ほとんど残されていませんが、屋久島や小笠原諸島、白神山地、知床などが原生林として、世界遺産の自然遺産として登録されています。

天然生林という言葉もあります。伐採や山火事、山崩れなどにより、一度消滅した森林が、再び森林に戻る段階(二次遷移の途中段階)にある森林のこと。また天然林の中でも、幼木が健全に育つように保育作業を行った森林や自然の力で次世代の木が種子などから育つ過程を補助する作業(天然更新補助作業)を行った森林も一般に「天然生林」と呼んでいます。

天然林の中には、人の手が入っていないか、長い間にわたって人手の入った痕跡のない森林があります。中でも、極相段階に達した森林を一般に「原生林」と呼びます。極相段階とは、自然状態で長期間安定している森林で、いわば「完成した森林」の姿といえます。

 

森林の役割

森林には、二酸化炭素を吸収して温暖化を防いだり、土砂災害や洪水などを防止して国土守ってくれたり、動物が生息している場となったり、人々のいこいの場となったり、さまざまな役割や機能があります。森林の中でも人の手で育てる育成林は木材という資源を生産する役割もあり、木材を生産するための「木の畑」です。お米や野菜なども成熟したら、収穫するように、育成材の木も成熟したら伐って使うためにあります。

最後に

森林がこんなにも役割があり、天然林はほとんどが広葉樹というのにも驚きました。広葉樹については以前お書きしましたが、これからも何かいい情報がありましたら、書いていこうと思います。

 

私たち田中建築株式会社は、

「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。同じ志を持った協力業者と共にお客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

一覧に戻る

関連ブログ