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アドバイザー 齊藤 芙悠子

2026.02.01

大工に学ぶ 前編

こんにちは!
おかげさまで創業76年、自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社 アドバイザーの齊藤 芙悠子 です。

 

 

今日は、いま工事中の現場で田中建築の大工から教えてもらったことについて
書いてみようと思います。

私たち田中建築は、創業者(社長のおじい様)から会長(同、お父様)、社長も大工です。
専務も大工で、「大工ってえのは」(べらんめえ口調で語られたことはありませんが)という想いが
深い工務店と言えると思います。

そして、「自分たちで建てる」ことを大切に、自社大工で建てています。
厳密にいうと、会長のお弟子さんで社外の方にお願いすることもあるのですが
大工の徒弟制度?の家系図に入る方のみに限りお願いすることが基本です。
家の品質ももちろん、長い時間、数世代に亘りお住まいいただいた先のアフターケアも
しっかりと対応させていただくことができるからです。

おかげさまで、初代竹男さんが建てた家を直させていただいたり、
リフォームのご依頼が会長が建てた家だったり、ということがよくあります。
すごいことで、とてもありがたいことだと思っています。

話がそれました。
自社の大工は、現在主に加工を一手に担ってくださっている会長と、
現場では4名が活躍しています。大工歴はそれぞれで、特徴的なのは昔からの「大工職人」ではない者もいるということだと思っています。
「家を作る仕事がしたい」「本物の大工になりたい」という想いをもって、田中建築で修行をしてくれています。

私はなかなか、現場に行くことがないので
現場に行くと発見と感動しかなく、先日行った際に教えてもらったことを書きたいと思います。

現場はちょうど断熱作業中でした。
田中建築の家は、外側がフェノールフォーム(樹脂製の断熱材、断熱材の中で最高レベルの断熱性能)、その内側に高性能グラスウールの二重の断熱を施しています。(外壁)

隙間なくフェノールフォームを詰め、間を気密テープでしっかりと塞ぐことで、
外気/屋内の空気の出入りを完全にロックしていきます。
ちょうど、玄関ドア周りを施工していて、ドアの干渉と、屋根に入れている断熱材の層と、今施工している外壁の断熱層をしっかりとつなぐことで
一切隙間のない断熱施工を実現する必要がある部分だそうです。

画像に移っているピンク色のフェノールフォーム、見えないのですが一番上の部分は、板の厚み全てを気密テープで覆っています。
「その上にもフェノールフォームを貼るのに、どうしてそこまで密閉するの?」
と聞いたところ、「より確実に、気密するため」という答えで、
梁や柱などの木材と、屋根に入れている断熱材といった構造を教えてくれました。

複数の部材が絡み合うので、いっそう丁寧に施工をするこのこと。
自分なりのやり方を考えた後に、経験の長い棟梁に指導を仰ぎ、施工作業を確認していました。
「こんなに細やかに仕事をしているんだねえ」と驚く私に棟梁は
「大工作業は地味なのよ。」

「地味なことをコツコツ丁寧にきちんとやりきることが、いい家(性能も、大工の技術も)につながる。
 当たり前のことを当たり前にできるっていうことが、実は難しいっていうことがあると思ってる。
 挨拶とかも、大事って知らない人はいないと思うけど、じゃあ全員できるかって言ったら違う。
 大工の仕事も同じで、腕がいい大工っていうと技術力が華がある感じがするけど、
 こういう基本的な作業が基本に忠実にきちんと出来てることも技術だと思う。」

語る大工です。
長かったので割愛しますが、いい話でした。

すこし続きがあるので、またの機会に書かせていただこうと思います!


私たち田中建築には、「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に、お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

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