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広報 中山 聖子

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2025.07.31

好奇心いっぱい!N様らしいお店づくり

こんにちは。 おかげさまで創業76年。 自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社 広報 中山聖子です。

青い空の下、見晴らしの良い高台から工事現場をパシャリ。 これからここに素敵なお菓子のお店ができあがると思うと、なんだかワクワクしてしまいます。

今回ご紹介するのは、N様の夢をカタチにするリフォーム工事のストーリー。
このご縁の始まりは、設計担当・藤村が商工会議所のセミナーに参加したことがきっかけでした。 同じグループになったご縁でお話をする機会があり、そこから「祖父母の家を改装してフランス菓子のお店を開きたい」というN様の想いをお聞かせいただくことに。 そして弊社での施工をお任せいただけることになりました。

幼い頃からお菓子が大好き
N様は子どもの頃からお菓子作りに親しんでいました。お母さまがよくマドレーヌなどを焼いてくれていたそうです。その原体験からお菓子が大好きになり、学生時代には代官山の有名パティスリーへ通うほど。そこで開催されていたお菓子教室に参加し、さらに学びたい気持ちが強くなっていきました。やがて単身フランスへ渡り、本場で約11年間の修行を積まれました。そして故郷である長野で、自分のお店を持つことを決意。ちょうど祖父母の住まいが空き家になっていたため、リフォームをして菓子店に生まれ変わらせることになりました。

アイデアの宝庫!N様流のお店づくり
N様はとにかく好奇心旺盛。お店づくりにもその情熱があふれています。 ある日、骨董屋さんで古い“だわんの板”を発見。「これ、棚に使えるんじゃない?」とひらめき、迷わず購入。そしてその板を工場へ持ち込みました。 

会長が丁寧に表面を削ると、長年使い込まれていた板が、まるで新品のように蘇りました。

今後はお店の棚として再利用される予定です。 古材が新しい命を吹き込まれて活躍する…まさにN様らしいアイデアです。
さらに、「これ、カットできますか?」
N様が工場に持ち込んだのは、なんとレンガ!一瞬みんなが「え、石!?」と驚く中、会長がサッと機械をセット。ガォーッという音とともに、見事にカット!その手際の良さにN様も私たちもびっくりでした。

 

壁は自ら漆喰塗りに挑戦!
「お店は自分の手でもつくりたい」と、内装の漆喰塗りにも挑戦されるN様。 さすがに天井は元左官職人!?の社長が担当しましたが、壁面はN様ご自身が施工を担当しました。 まずは目地をしっかり埋めてから大きな面を塗るのが基本。埋めずに塗ると、乾いたあとで表面がやせてしまうのです。また、一度塗り始めたら一気に仕上げないと色ムラが出ることもあります。 社長や西村さんはスムーズにコテを動かし、見事な仕上がりを見せていましたが、素人にはなかなか真似できない職人技。 N様は「お菓子のクリームを塗る感覚に少し似てるかも」と笑いながら、真剣な表情で作業に挑んでいました。

漆喰をつくる工程から自ら参加し、石灰と水を混ぜて材料を練る作業も体験されました。

会長が手を加えた古材が、立て看板に姿を変えました。シンプルだけど存在感がある、味わい深い板。このあと印字をして、N様のお店の“顔”として活躍してくれる予定です。

地元の素材をお菓子に
祖父母の家の隣には畑があり、そこで育つ無農薬のブラックベリーなどをお菓子に使いたいというN様。 「地元の恵みを生かしたお菓子を作りたい」と語る姿が印象的でした。

夢に向かって一歩ずつ進むN様
リフォーム工事はまだ進行中ですが、大工さんや職人の手仕事を間近で見ては「こんなふうに作られているんだ」と感動されていたN様。 ひとつひとつの工程に想いを寄せながら、夢のお店が形になっていく様子は、まさに“物語のある家づくり”そのものでした。 完成、そしてオープンの日まで、これからも追いかけていきます!

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私たち田中建築には、「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に、お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

 

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