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インテリアのこと

2018.04.12

家具で皮革製品を選ぶ時のポイント!

こんにちは!

おかげさまで創業68年。

子育て世代のための自然素材・木の家専門店

田中建築株式会社 インテリアコーディネーターの中村才子です。

 

 

革を使ってある家具と言えばすぐに思い浮かぶのが、ソファや椅子ではないでしょうか?最近はヴィンテージがインテリアの流行ですので布のソファや椅子ではなく、革製品の家具を検討している方も多く見受けられます。

 

 

例えば現在人気のあるデザインのソファは、革の表面が色むら加工がしてあり、新品なのに長年使い込んだ雰囲気を醸し出しているデザインのものです。

ソファは面積が大きい分、リビングでの存在感もあるので、ソファ選びは非常に大切です。家具デザインが良いとお部屋全体もかっこいい感じに仕上がります。ソファに合わせてダイニングの椅子のイメージを決めてもいいですね。

 

(IDC大塚家具より)

 

 

さて、この革製品の家具ですが、検討されるとき、値段が安いものから高いものがあることは皆様もご存じかと思います。

長野ではあまり家具屋さんがないので、見に行ってその場で購入は中々難しいかもしれません。だからネットで家具の情報を調べてという方も多いと思います。

写真画像だけでは購入は非常に危険だと思います。できれば革の質感、座り心地をショールームや販売店で確かめていただきたいですね。

ネットなどで安く売っている家具の写真はおそらくプロの方が撮っているので、安さで惹かれてしまいますが、ソファの足部分にガタツキがないか?縫製はきちんとされているのか実際にチェックしましょう!

チャックが難しい場合、使い捨ての感覚で購入するという勇気も必要です。

 

 

 

なぜ見た目は一緒なのに値段がそんなに違うのか?をお話したいと思います。

 

革には天然皮革と人工的に作られた合成皮革であるPVCとPUという種類が一般的に使われています。

天然皮革製品の家具は有名家具店でなくてもお値段はかなり高くなります。もちろん天然皮革でもグレードがあって、皮革の加工がきちんとしていない場合、耐久性が劣ってしまいます。高い買い物になるので、安心できるお店で購入したいですね。

 

 

 http://www.mensleathermagazine.com/pages/000151.htmlより)

 

天然皮革の場合、手入れはオイルを塗りこんだりとか少し大変ですが、耐久性に優れていることと、もし表面が傷んでしまった場合でも、革の修理屋さんなどで再生が可能です。

 

 

 

次に合成皮革の説明をしますね。家具に使われている素材はPVCとPUがあってPUの方が同じ合成皮革でもお値段が上がります。合成皮革とは、布地をベースにしてその上に合成樹脂を塗り、表面層のみを天然の革に似せた人工素材のことをいいます。

 

天然皮革と比べると見た目はさほど変わらずお値段が非常に安く買えるのが魅力的ですね。

あと、皮革において水はできるだけ避けたいのですが、合成皮革の場合は気軽に汚れをふき取れるというメリットもあります。

 

デメリットは耐久性が天然皮革より劣るという点ですね。

 

 

 

私の使用していたお気に入りのクッションカバーも合成皮革だったのですが、残念ながら表面が割れてきてしまいました。再生不可能ですので、ごみ箱行きに・・・。

 

 

全ての合成皮革がダメだというわけではないのはご存じですか?国産の合成皮革は非常に優秀であると聞いています。例をあげると車のシートです。例えば中古の車でシートがボロボロなのはあまり見たことないですよね。国産の合成皮革でなくても、製品テストなどがある家具屋は信頼できると思います。有名家具店ではまずこの点がクリアしているので、同じ合成皮革でもお値段が高めですが耐久性に優れています。

 

 

天然にするのか?合成にするのか?どちらの皮製品の家具を購入したらよいか?はお値段と使い方によります。

例えば小さいお子様のいるご家庭ですと、ソファの上で飛び回ったり、食べ物をこぼしたりですぐにダメになってしまうという話をよく聞きます。お子様がそれなりに分別がつく年齢になったら、買い替えの検討をすると良いかもしれません。お子様が小さい頃は合成皮革の家具を選ぶと気軽に使えそうですね。

 

 

私たち田中建築株式会社は、
「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。

それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと
自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。

同じ志を持った協力業者と共に
お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

 

 

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